こんにちは!RIKOです。
今回は行政書士試験受験の時のお話をします。
現在、行政書士としてお仕事をしている私。
行政書士試験は人生を変える大きなきっかけとなったわけです。
受験したのは6年前なので、当時の日記などを見ながら振り返ってみます。
なぜ行政書士試験を受験しようと思ったのか?
もともと行政書士試験を受験する気はありませんでした。
FP2級の合格直後、次に目指すはFP1級!と考えていたのですが、ここで私に立ちはだかった壁。
FP1級で学科試験を受けるためには、「実務経験5年以上」もしくは、「2級合格者で実務経験1年以上」という条件があるのです。
私は条件を満たしていない!受験できない!!
自分の力ではすぐにどうにもできない壁に意気消沈してしまいました。
ですが、なるべく早く次の挑戦をしてみたい!
FP2級合格発表後の7月上旬から申し込んでも間に合う資格を探してみました。
その結果、見つけたのが「行政書士」と「宅建」。
両方の過去問を見てみた結果、行政書士試験が私に向いていると判断。
その時点で次の挑戦は行政書士と決めてしまいました。
特に明確な目標もなく、勢いで決めてしまったのですね。
私の行政書士試験の勉強方法!
私が行政書士試験の受験を決意したのが、2017年の7月。
ちょうど試験の申し込みが始まる少し前でした。
11月の試験まで残された期間は約4ヶ月。
行政書士試験に合格するために必要な勉強時間は600時間程度といわれています。
ですので私は1日あたり5時間程度は勉強しないといけないわけでした。
一日中勉強に専念できる環境なら難しくないと思いますが、働きながらでは割と難しいですよね。
とりあえず私は朝4時に起きて3時間。帰ってきてから2時間は勉強時間を確保していました。
その他にも常にテキストを持ち歩き休憩時間やエレベーターを待つ時間、ちょっとでもスキマ時間ができると勉強していました。
行政書士試験のために使ったテキストと問題集
使ったテキストはこちらです。
なぜこれを選んだかというとAmazonで検索するとこれらのテキストが上位表示されたから。
前回FP2級試験の際に問題集選びで失敗したので、今回はなるべく多くの人が使っているテキストを使おうと思ったのです。
行政書士試験のためにとった戦略
ただ行政書士の試験範囲は広いです。
大きく分けると法令科目と一般科目の2分野に分かれています。
法令科目は、基礎法学、憲法、民法、行政法、商法、一般科目は政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解から成り立っています。
そして合格するためには
①法令科目で122点以上得点すること
②一般知識で24点以上得点すること
③合計で180点(6割)以上得点すること
の条件を満たす必要があります。さすが合格率10%の難関試験。条件が厳しいですね。
一筋縄ではいかないと判断した私は戦略を立てました。
①商法は全部捨てる
②憲法・民法・行政法は全問正解するつもりで取り組む
③ 一般知識は流す程度
他の合格者の皆様から突っ込まれそうな戦略ですが、これはあくまでも私が過去問と向き合って出した戦略です。
私の場合、普段から本や新聞をよく読む習慣があったりしたためか、一般知識がそれほど難易度高いと感じなかったのです。だから直前期にさらっと過去問を見る程度にしました。
ですが、一般知識に苦手意識をお持ちの方は、きちんと対策をとってくださいね。イレギュラーな私の真似をすると痛い目を見るかもしれません。
合否を分けるのは、主に法令科目。その中でも出題割合の高い行政法や民法だと判断したので、私はここに力を集中させることにしました。
私の行政書士試験の勉強方法
今回も問題集→分からないところはテキストで補強のスタンスは変えませんでした。
最初の1ヶ月は基本問題集とテキストで概要をつかみ、2ヶ月目からは肢別問題集を繰り返しました。
私が使っていた肢別問題集です。
答えの根拠をすぐに思いつかないところは、ふせんで印をつけておいて根拠をサッと思いつくまで何度も見直しました。
右下のふせnは見直した日付けを記入しています。このページは試験前まで10回見直していることに!
一問一答の問題集も購入したのですが、あまり使用しませんでした。
あれこれ手を広げずに一冊の問題集と心中するつもりで取り組んだ方がいいと思います。
記述式対策の問題集もやりはしましたが、受かった今となっては問題集より有名な条文や判例の理解に力を入れた方が記述式対策によかったと思います。
私はテキストに出てくる有名な条文や判例は何も見ないで説明できるような状態にしていました。
試験まで時間はなかったのですが、勉強漬けというわけではなく、試験1週間前には地元のハーフマラソン大会に出場したり、大好きなアーティストの倉木麻衣さんが出演した音楽フェスを楽しんだりしました。
ただ、どちらにも勉強道具は持参して待ち時間には勉強してましたね。
模擬試験や予想問題集も解きませんでした。解かなかったというより、解く時間がありませんでした。
過去問を見て、どの問題にはどれくらい時間をかけるという本番のシミュレーションをしていました。
私は完全に市販のテキストと問題集で対策しましたが、それだけでは不安というあなたには資格学習のサブスクサービス【オンスク.JP】をおすすめします。
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私が受験当時にオンスクがなかったので使わなかったのですが、もし今使うとしたら、分かりにくい分野の弱点補強として講座を聞きますね。
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行政書士試験受験当日!
そして受験当日。
試験会場には荷物が重いからという理由で、受験票と筆記用具とお財布、携帯電話しか持って行かなかった私。
会場に着いてみたら、テキストをたくさん持ち込んでいる他の受験生に圧倒されてしまいました。
「皆、たくさんやり込んでる・・・。」私はほぼ一冊の問題集しかやっていないので、この光景を見てあせってしまいました。
ですが、今更あせってもどうしようもありません。ただ試験を受けて立つのみです!
解けなくて焦る問題もあったけれど、解ける問題を優先して解いていきました。
全問解いた後、残り時間20分。
こんなに早く解けていいものか?私は何か見落しがあったのではないかと焦ってしまいました。
見直しを7回ほどした時点で疲れてしまったので、そのまま試験時間が終わるのを待って終了。
手応えがあったかどうかといえば微妙な感じ。
でも現時点の自分の力は発揮できたと思ったので、結果がどうあれ悔いはありませんでした。
こうして私の行政書士試験挑戦は終了しました。
行政書士試験に合格して
試験結果発表まで、次の挑戦である日商簿記2級の勉強をしていました。
だから試験発表のこともすっかり忘れていて、突然届いた合格通知で思い出しました。
蓋を開けてみると、190点で何とかギリギリ合格。
4ヶ月の準備期間かつ完全独学にしては、上出来な結果かなと思います。
自分が立てた戦略通りに法令科目で稼ぐこともできていたし、何よりギリギリでも合格できたのはやっぱり嬉しかったです!
今回の私の勝因ポイントは
①自分の強みと弱みを知った上でメリハリのついた戦略を立てた
②周りから否定的なことを言われてもあきらめなかった
③ 適度に息抜きを取り入れ、追い込みすぎなかった
以上3点にあると思います。
私は自分の勉強のモチベーションを維持するために、周囲に受験を公言するのですが、中には否定的なことを言ってくる人がいます。
こういう方はどこにいってもいらっしゃいますし、世の中いろんな考え方があるので仕方がないと思います。
でも何かに挑戦する時って応援してくれる人や力になってくれる人が必ずいます。
なるべくそういう応援してくれる人達とおつきあいして、ポジティブなエネルギーを蓄えるのも合格には必要ですよ。
受験をお考えの皆様、これから試験に挑戦される皆様に私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。
時間が足りなくても、厳しい状況でも全力で取り組めば、きっといいことあると思います。
最後の最後まで絶対にあきらめないでくださいね!